「最後の晩餐」には錫の器が描かれていた

 

レオナルド・ダ・ヴィンチ作 「最後の晩餐」
ーサンタマリア・デッレ・グラツィエ修道院ー

 1498年完成の「最後の晩餐」は、後生の修復家達によって塗り直し、補筆/加筆され、厳密に言えばレオナルドの作品とは呼べず、似て非なるものというべきものになってしまっていました。
それが、この度の20世紀最大の修復作業により、完成後五百年を経て初めてその真実の姿を現すことになりました。
さらにNHK運用技術局のCG室スタッフの手により、当時の色彩まで再現されたのです。

CG(コンピューター・グラフィックス)による再現図

◎食卓の上には様々な「錫の器」が・・・・・

長い年月をかけ施された洗浄作業により、修復された「最後の晩餐」の色鮮やかな食卓の光景は
それだけで静物画の傑作として鑑賞出来得るものでした。
器は
錫器(PEWTER)で、平たい小皿/縁のある小皿/小鉢等が食卓上に数多く描かれていました。
このことからも、西洋に於ける
”器の原点”とでも言うべき錫器が当時使用されていたことが解ります。

 
 

錫器とパン

イエスの前にも「錫器」が・・

錫器と魚

◎現代の「最後の晩餐」・・・・?

 
 

「マリテ+フランソワ・ジルボー」ブランドのポスター

「最後の晩餐」がフランスのファッション・ブランドの広告ポスターのモチーフに使用され、キリスト仏教界に衝撃が走りました。勿論、仏裁判所が”キリスト教における神聖な出来事に対する冒涜”と言う理由で使用禁止令を出したことは言うまでもありません・・・・・・