吉野ヶ里遺跡から「錫のインゴット」が出土

<毎日新聞(1990年5月12日)掲載文面から>

佐賀県教委は十一日、弥生時代最大の環濠集落・吉野ヶ里遺跡(佐賀県神崎郡)南側の
弥生中期(AD400年代)
の青銅器工房と見られる遺構から昨年七月に出土した
金属片が錫(すず)の塊
であることを明らかにした。


弥生人の声が聞こえる・・・・・・・吉野ヶ里歴史公園

◎見出しの「弥生から青銅調合」の意味は・・・・

全国初めての錫のインゴットの出土により、
「当時の青銅器製造に於いて輸入青銅器を鋳つぶしていた」と
する説が覆された

          銅と錫を調合して、吉野ヶ里で青銅器を作っていた可能性を強く裏付ける出土品。
         
同時期の朝鮮半島の技術水準が、すでに国内でも確立していたことになり、
          青銅器製造の文化圏というものが考えられる・・・・佐賀県・文化課長/高島忠平(談)